
噛むのが好きな犬におすすめなアイテムは?理由やしつけ方と合わせて解説
愛犬がおもちゃを噛んでいる姿はとっても可愛いものですが、家具を噛んで家中をボロボロにされるのは困りもの。
お留守番中にコードを噛んだり、壊れた破片を飲み込んだらどうしようという不安もありますよね。
それに、子犬期はさほど痛くない手の甘噛みも、成犬になり噛む力が強くなれば歯が当たるだけでも痛いです。
今からでも遅くないので、事故や怪我につながる前に噛み癖にしっかり対処しましょう。
この記事では、犬が物を噛む理由や噛む犬のしつけ方、噛むのが好きな愛犬に安心して与えられるおすすめのおやつなどを紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

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たかはしゆきな
オールナチュラルのペットフードメーカーに約6年間勤務後、国内外のペットの栄養学に関する資格を取得。現在はペット専門ライターとして、多数のメディアで執筆や監修を手がけている。専門的な知識をわかりやすく伝え、飼い主様に寄り添いながら「大切な家族の健康と笑顔を守る」ための情報発信を目指している。
犬が物を噛むのが好きな理由

わんちゃんがおもちゃや木を喜んで噛むのは、獲物を噛んで仕留めるという習性が本能的に残っているからです。
また、私たち人間が身振りで感情を表現するように、自分の思いを主張したり身を守るために噛むこともあります。
そのため、むやみに止めさせるよりも、まずは愛犬が噛む理由をきちんと理解して、必要なサポートをしてあげましょう。
子犬の甘噛みは歯の生え変わりや遊び、好奇心が主な理由

子犬は生後4〜6ヶ月ごろになると、乳歯が永久歯に生え変わります。この時期の子犬は歯茎のむず痒さから色々な物を噛みます。
また、飼い主さんと遊びたいときや甘えたいときに手を噛んだりすることも。これは愛情表現のひとつで、子犬が母犬や兄弟犬とじゃれ合っているような感覚です。
もちろん、子犬の遊びの対象は飼い主さんだけではありません。洋服や家具など、子犬にとっては見るもの全てがおもちゃです。
好奇心から何でも口に入れ、噛み心地が気に入ればガジガジと噛み続けてしまいます。噛んで壊したものを飲み込まないよう注意が必要です。
成犬はストレスや運動不足が理由で噛むことも

成犬は子犬ほど遊びの欲求は高くありませんが、犬本来の狩りの欲求があります。
飼い主さんとの遊びの時間が足りなかったり、散歩の時間が十分ではないと、運動不足でエネルギーが発散できません。また、長時間の留守番などもわんちゃんにはストレスです。
ストレスがたまると、留守番中に家具を噛んで破壊したり、飼い主さんの指示を聞かずに威嚇する・噛むなどの問題行動が起きることがあります。
老犬が噛むようになったら、痛みや不安が理由かも

老犬になると持病がある子が増えてきます。
また、嗅覚や視覚などの五感が徐々に衰えてくるので、ちょっとした出来事でも不安や恐怖を感じやすく、感情のコントロールが若い頃のようにはいかなくなるものです。
飼い主さんが触ったところに痛みがあって噛んでしまう、突然触られたことで驚いて噛んでしまう、ということも珍しくありません。
子犬の甘噛みはいつまで?本気噛みとの違いは?

子犬の甘噛みのうち、歯茎のかゆみによるものは歯が生え変われば落ち着きます。個体差がありますが、1歳ごろまでには落ち着くでしょう。
ただし、遊びたい欲求で飼い主さんの手を甘噛みしている場合は、自然と直ることはありません。
前述の通り、成犬は子犬ほど遊びの欲求が高くないので、甘噛みの頻度は減ります。ですが、飼い主さんが「噛んでいいもの」「噛んではいけないもの」をきちんと教えなければ変わりません。
甘噛みをしつけず放っておくと「人を噛んでも良い」と学習します。噛む力が強い成犬が本気で噛めば、人や他のペットを怪我させてしまうことも。
遊びに誘うための甘噛みとは違い、本気噛みは「嫌だ」という気持ちを主張するための強い攻撃です。
本気噛みをする犬は精神的に追い詰められていることが多いので、愛犬のためにも甘噛みの段階からしつけをしていくことが大切です。
噛むのが好きな愛犬のしつけ方

ここでは、噛むのが好きな愛犬のしつけ方を3つのステップに分けて紹介します。
しつけは1度でうまくいくものではなく根気が必要ですが、大切なことなので繰り返し教えてあげてくださいね。
ステップ1:リードをつけて遊ぶ
室内で愛犬にリードをつけて、おもちゃで遊びます。
遊んでいるうちに愛犬が手を噛んだら、「痛い!」と大きな声で言い、手を後ろに隠しましょう。このとき、同時にリードを踏んで愛犬が動けないようにしてください。
ステップ2:30秒程度待ってから遊びを再開する
リードを踏んだままじっと動かず、30秒程度経ったら遊びを再開します。
もしまた愛犬が手などおもちゃ以外を噛むようなことがあれば、同じようにリードを踏んで30秒程何もせずじっとしています。
ステップ3:1〜2を何度も繰り返す
1と2を何度も繰り返すうちに、愛犬は「おもちゃ以外を噛むと遊べない。つまらない。自分にとって嫌なことが起こる。」と感じます。
やがて、おもちゃ=噛んでもいい、おもちゃ以外=噛んではいけないと覚えるようになるので、繰り返し行いましょう。
なお、愛犬の噛み癖があまりにひどい場合には、噛み癖の対処に詳しいドッグトレーナーに1度相談をしてみましょう。
噛むのが好きな犬には、安全に噛めるおやつがおすすめ

噛むのが好きな愛犬には、しつけと平行して、噛んでもいい安全なおやつを与えてあげましょう!
おすすめは、QCHEFS(キューシェフス)の「Mminis(ミニズ)」や「Sizzles(シズル)」のような程よい硬さのスナックです。
しっかり噛むことで愛犬の本能的欲求を満たせるのでストレス発散になるうえに、歯の健康維持につながります。
長持ちするおやつとして牛の蹄や鹿の角なども人気ではありますが、硬すぎて歯が折れてしまうことがあるので注意が必要です。
特に、噛む力がそこまで強くない小型犬は「噛むのは好きだけど硬すぎるものは嫌!」という子も多いんですよ。
QCHEFSのスナックなら、サクッと硬すぎず、お口の中で唾液と合わさることで、ほどよい粘りも出るので咀嚼をサポートしてくれます。
いろいろな形があるので愛犬の好みやお口の大きさに合わせて選べるところも魅力です。ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ

犬が物を噛むのが好きなのは、本能的欲求であり悪いことではありません。
噛んでもいいものと噛んではいけないものをしっかりとしつけで教えてあげましょう。
そのうえで、愛犬の噛みたい欲求を満たすために、安全に噛めるおやつを与えてあげればきっと喜んでくれますよ。
「QCHEFS」なら健康なお口のサポートができるうえに、味もバッチリ。ぜひ試してみてくださいね。