
愛犬が夢中になる!おもちゃの選び方・使い方
「うちの子、なぜかおもちゃで遊んでくれない」
「新しいおもちゃを買っても、すぐに興味を失ってしまう」
もしかしたら、その原因は愛犬の「遊び」や「おもちゃ」への理解が足りないかもしれません。犬にとっておもちゃは、単なる遊び道具ではなく、心身の健康や飼い主さんとの絆を深めるための重要なツールです。
この記事では、おもちゃが愛犬にもたらすメリットから、様々なおもちゃの種類とそれぞれの活用法、そして正しいおもちゃの選び方と遊びのルールまで、詳しく解説します。

投稿者
吉田未夢
岡山理科大学卒業後、ドッグスクールにて犬の訓練士(ドッグトレーナー)として活動。犬の行動と心理を深く掘り下げ、問題行動の改善やしつけ指導、飼い主と愛犬がより良い関係を築けるよう努めている。
犬にとっておもちゃがもたらすメリット

おもちゃは、愛犬の心と身体にとって大きな影響を与えます。犬にとっておもちゃがもたらすメリットを解説します。
運動不足の解消
おもちゃを上手に活用すれば、ただ走るだけでは飽きてしまう犬や、そもそも運動が苦手な犬でも、遊び感覚で効果的に運動不足を解消できます。
特に、雨や悪天候で外に出られない日は、知育トイを活用しましょう。知育トイは、頭を使った運動となり、身体的な運動と同じくらいに精神的なエネルギーを消費させます。
しつけの促進
おもちゃは、愛犬のモチベーションを維持する最高のご褒美となります。
しつけの前後に遊ぶことで、愛犬を楽しい気分にさせ、集中力を高めることができます。
「噛み分け」学習と問題行動の予防
おもちゃで遊ぶ楽しさを教えることには、「噛んでいいもの」と「いけないもの」の違いを教えることでもあります。
愛犬の「噛みたい」という本能的な欲求を「噛んでもいいおもちゃ」に向けることで、家具の破損や人への噛みつきといった問題行動の発生を根本から予防できます。
コミュニケーションと絆の強化
愛犬とおもちゃで一緒に遊ぶことは、愛犬とのコミュニケーションを取るツールとなります。
お互いの愛情を確認し合う大切な「対話の時間」となり、遊びながら「待て」などの基本的なしつけやルールを自然な流れで身につける効果もあります。
体調チェック
遊びの最中の「動き方」や「食いつき方」を飼い主さんがしっかり観察することで、普段は見過ごしがちな体調のわずかな変化に気づけます。
例えば、「いつもよりボールを追いかけるスピードが遅い」、「おもちゃを噛む力が弱い」といったサインは、関節の痛みや口腔内のトラブル、または体力の低下など、病気の早期発見に繋がる可能性があります。
ストレス解消と心の安定
愛犬が持つ「噛む」、「引っ張る」といった本能的な欲求を満たすことは、精神安定のために最大限重要です。おもちゃは、この本能的な欲求を発散させることができ、溜まったエネルギーを解放することでストレスを解消します。
特に、興奮しやすい犬や分離不安がある犬にとって、おもちゃを介した遊びは心のバランスを保ち、興奮をコントロールする効果があります。
デンタルケア
健康面では、デンタルケア効果も期待できます。おもちゃを噛むという行動は歯垢の除去に繋がり、歯周病予防に役立ちます。
おもちゃは補助的なケアであり、日々の歯磨きと並行して行うことが、最も効果的なデンタルケアに繋がります。
おもちゃの種類と活用

愛犬の個性や目的に合わせて、おもちゃを使うことが大切です。ここでは、代表的なおもちゃの種類と、それぞれの活用法をご紹介します。
留守番・いたずら対策におすすめ知育トイ
知育トイ(フィーダーパズル、コングなど)は、愛犬の考える力を引き出し、精神的な満足感を高めることを目的としています。
特に留守番中や悪天候で退屈な時間は、いたずらや破壊行動に繋がりやすくなりますが、知育トイが最適です。おやつやフードを隠して集中させることで、愛犬の精神的なエネルギーを効果的に消費させ、落ち着いて過ごさせることができます。活用する際は、最初は簡単なものから始め、慣れたら難易度を上げて飽きさせない工夫をしましょう。
運動不足解消・エネルギー発散ができる運動用トイ
愛犬の運動不足解消やエネルギー発散には、身体を思い切り動かせる運動用トイ(ボールやフリスビー、ロープなど)が非常に有効です。
広い公園などでは、ボールやフリスビーを使った「持ってこい遊び」で高い運動量を確保できます。また、ロープを使った「引っ張りっこ」は、犬が持つ本能的な引っ張る欲求を安全に満たし、強い力を発散させるのに大変効果的です。
ただし、公園など広い場所で遊ぶ際は、愛犬が遊びに熱中し過ぎないように、「放せ」や「おいで」のような遊びのルール(コマンド)を教えることが大前提です。安全管理のためにも、完全にフリーにするのではなくロングリードを用いると良いでしょう。また、紛失防止のため、おもちゃは視認性の高い色を選んでおきましょう。
歯の健康を遊びながら守るデンタルケアトイ
デンタルケアトイは、遊びながら歯垢の除去を促し、口腔内の健康維持をサポートしてくれます。
おもちゃを選ぶ際は、突起や溝がある形状で、噛むことで効率良く歯の表面を擦り、歯垢を落としやすいデザインのものを選びましょう。素材は、歯を傷つけない適度な硬さと、愛犬の噛む力に耐えられる耐久性が必要です。
ただし、デンタルケアトイはあくまで補助的なケアであるため、日々の丁寧な歯磨きを怠らないようにしましょう。
おもちゃの選び方

愛犬にぴったりのおもちゃを選ぶためには、「場面別」「サイズ」「硬さ」という3つのポイントに注目しましょう。
場面別
【ひとりで遊ぶとき(留守番・休憩中)】
クレートやケージでの待機時、特にお留守番の際に与えるおもちゃは、壊れにくい耐久性が重要です。
布や綿が出るもの、ひも状のものは、愛犬が遊んでいる間に破損し、窒息や腸閉塞といった重篤な事故に繋がる危険があります。
飼い主さんの目に見えない状況では、硬くて丈夫な素材や、簡単には壊れない安全性の高い知育トイなどを選びましょう。
【飼い主さんと一緒に遊ぶとき】
愛犬とのコミュニケーションを目的とするおもちゃは、ボールやロープなどに適しています。
これらのおもちゃを使って「持ってこい」や「引っ張りっこ」などを一緒に遊ぶことで、愛犬は喜びと満足感を得ると同時に、信頼関係を築くことができます。
【特別なご褒美・ギフト】
誕生日などの特別な記念日には、普段とは少し違うおもちゃをご褒美(ギフト)としてプレゼントするのがおすすめです。見たことのないユニークな形状や、素材による新しい噛み心地、魅力的な香りを持つプレミアムなおもちゃは、愛犬に新鮮な刺激と喜びを与え、生活の質の向上に繋がります。
サイズ
おもちゃのサイズ選びで最も大切なのは、誤飲を防ぐことです。
基本的な目安は、犬の口にすっぽり入らず、くわえたときに口からはみ出る大きさを選ぶことです。小さすぎると丸飲みして喉や消化管に詰まる危険があり、特にボール型は注意が必要です。逆に大きすぎると咥えにくく、遊ばなくなってしまうことがあります。
愛犬の口の大きさより少し大きく、持ち運びやすいサイズを選ぶことが、安全で楽しい遊びを確保するポイントです。
硬さ
【硬すぎる・柔らかすぎるおもちゃの危険性】
硬すぎるおもちゃは、愛犬が強く噛んだ際に歯が欠ける、折れるといった怪我や、歯茎への大きな負担の原因となります。特に硬質なプラスチック製や骨型のおもちゃを与える際は、歯を傷つけないか細心の注意が必要です。
柔らかすぎるおもちゃ、特に布製や綿入りのぬいぐるみなどは、愛犬がすぐに食いちぎってしまい、その破片を誤飲するリスクがあります。
【年齢別・噛む力に合わせた硬さの目安】
愛犬の成長段階に合わせた硬さを選ぶことは、安全で楽しい遊びを継続するためにきわめて重要です。
子犬(パピー) の時期は、まだ噛む力が弱く歯や歯茎もデリケートなため、負担がかからない柔らかめの素材を選んであげましょう。
特に歯が生え変わる時期は噛みたい欲求が高まるため、柔らかくても耐久性のあるものが理想です。
成犬になると噛む力が格段に強くなるため、すぐに壊れない耐久性のある(やや硬め〜硬め)素材がおすすめです。しかし、歯の安全を考えると、硬いだけでなく適度な弾力があるものが理想的です。
シニア犬になると噛む力が弱まってくるため、負担なく安全に遊べるように、再び柔らかめのおもちゃに戻してあげましょう。
愛犬がどうしても非常に硬いおもちゃを好む場合は、歯の安全を最優先し、飼い主さんが目の届く場所で短時間だけ遊ばせるなど、厳重な管理を徹底することが推奨されます。
おもちゃで遊ぶルール

愛犬とおもちゃで遊ぶ時間を安全で楽しくするための工夫を紹介します。
遊ぶ楽しさを教え、必ず一緒に遊ぶ時間を作る
愛犬のひとり遊びも重要ですが、飼い主さんと遊ぶ時間は何よりも大切です。
愛犬がおもちゃに興味を示さない場合、ただ与えるだけではすぐに飽きてしまいます。まず大切なのは、飼い主さんが心から楽しそうに誘い、動きや声で愛犬の好奇心を刺激することです。最初は興味が薄くても、一緒に遊ぶうちに自然とおもちゃが大好きになり、遊びへの意欲が芽生えます。
おもちゃは清潔に保つ
愛犬が口にするおもちゃには雑菌が繁殖しやすく、健康を損なう原因になりかねません。
そのため、おもちゃは定期的に洗浄・消毒し、清潔を保つことが大切です。素材に応じた正しい手入れ方法(取扱説明書参照)で、口腔衛生の維持に繋がる大切な習慣を実践しましょう。
おもちゃの代わりにもなるQCHEFSの製品
QCHEFSの製品は、本格的なデンタルケア機能を備えているだけでなく、愛犬の噛む欲求を満たすおもちゃの代わりとしても活躍が期待できる多機能なアイテムです。
ハードクラッカー

QCHEFSの製品は、本格的なデンタルケア機能を備えているだけでなく、愛犬の噛む欲求を満たすおもちゃの代わりとしても活躍が期待できる多機能なアイテムです。
単なるおやつとしてだけでなく、短時間で集中してカミカミできる「噛んで食べられるおもちゃ」としても活用可能です。愛犬が夢中になって噛んでいる間に、自然と口腔内のケアが進むため、飼い主さんにとっても負担の少ない一石二鳥のデンタル習慣を確立できます。
実際にQCHEFSを使った飼い主さんの声
噛むのが好きだからはじめてのスティックタイプをあげてみた🦴
バリバリかじって噛むことにより歯石の沈着を抑え口臭を軽減できて、おやつを食べながらデンタルケア🦷✨
小さい物をよく噛まずに丸飲みしちゃうわんちゃんにおススメ🤎
無理なく続けられるから、毎日のケアがちょっと楽しみになった☺️
おいしそうに食べてくれる姿を見ると、それだけでうれしい💛
※一部記載
※こちらはタイアップ投稿です
まとめ

おもちゃは、愛犬の運動不足やストレス解消、しつけ、そして飼い主さんとの絆を深めるための重要なツールとなります。
愛犬との生活を豊かにするため、まずは目的別に適切な種類を選び、遊びにメリハリをつけることが大切です。また、誤飲や怪我を防ぐためにサイズと硬さのルールを必ず守り、「必ず一緒に遊ぶ時間」を作って遊びを通してコマンド(ルール)を教えましょう。
QCHEFS製品のようなデンタルケアを兼ねたおもちゃも活用しながら、愛犬の個性に合わせて適切におもちゃを選ぶことで、より豊かで幸せな毎日を送ることができます。


